先に答え
動詞のあとに to不定詞(to + 動詞の原形)が来るか、動名詞(-ing)が来るかは、次のように考えると選びやすくなります。
- to不定詞は「これから」:まだ起きていないことへ向かう
- 動名詞は「すでに・ずっと」:いま起きていること、くり返してきたこと
| 主な動詞 | 例文 | |
|---|---|---|
| to不定詞 | want / hope / decide / plan / promise / would like / refuse | I decided to study English.(これから勉強することを決めた) |
| 動名詞 | enjoy / finish / avoid / stop / mind / give up / keep / practice | I enjoy playing tennis.(いまテニスをしていることを楽しむ) |
全部を丸暗記しなくても、「決める・望む・約束する」はまだ先のこと、「楽しむ・終える・やめる」はもう始まっていること、と考えると、半分以上は向きで選べます。
to不定詞をとる動詞を、例文で確かめます
want(〜したい)、hope(望む)、decide(決める)、plan(計画する)、promise(約束する)は、どれも「まだしていないこと」を目指す動詞です。
- I want to be an English teacher in the future.(将来、英語の先生になりたい)
- We decided to postpone the trip.(旅行を延期することにした)
- She promised to call me tonight.(今夜電話すると約束した)
準2級以上では refuse(断る)も出てきます。「〜することを断る」も、まだしていないことに対する返事なので、to不定詞と考えると自然です。
- He refused to answer the question.
動名詞をとる動詞を、例文で確かめます
enjoy(楽しむ)、finish(終える)、avoid(避ける)、stop(やめる)、give up(あきらめる)、keep(続ける)は、すでに始まっていること、何度もしてきたことに向く動詞です。
- We finished preparing the report.(報告書の準備を終えた)
- He stopped smoking last year.(去年、たばこをやめた)
- Although he was tired, he kept helping his neighbors.(疲れていたが、近所の人を手伝い続けた)
finish や stop は「やっていたことを終える・やめる」なので、すでにしていることが前提になります。ここに「これから」の to不定詞は合いません。
前置詞のあとは、必ず動名詞です
これは向きではなく、決まりです。at・of・for・in・about などの前置詞のあとに動詞を置くときは、-ing にします。
- She is good at playing the piano.(ピアノを弾くのが得意だ)
- Thank you for coming.
- How about going to the park?
注意したいのは look forward to(〜を楽しみにする)です。この to は不定詞の to ではなく前置詞なので、後ろは -ing になります。
- We were looking forward to going to the summer festival.
「楽しみにする」のは先のことなのに -ing なので、迷いやすいところです。look forward to はひとかたまりで覚えておくと安心です。
文を区切ると、どちらも「ひとつの名詞」に見えます
AI英語塾では、英文を S(主語)・V(動詞)・O(目的語)・C(補語)・M(修飾語)に区切って読みます。to不定詞と動名詞を区切ってみると、どちらも文の中で ひとつの名詞のかたまり として入っているのが見えます。
- I enjoy playing tennis.
- I want to be an English teacher.
- Learning a new language is difficult.
「〜すること」という名詞を O や S の位置に入れている、と考えると、長い文でもどこまでがひとかたまりかが分かりやすくなります。
両方とれる動詞は、向きで意味が変わります
stop・remember・forget は、to不定詞と動名詞の両方をとります。意味が変わりますが、ここでも「これから」と「すでに」で考えると整理できます。
| 動名詞(すでに) | to不定詞(これから) | |
|---|---|---|
| stop | He stopped smoking.(吸っていたのをやめた) | He stopped to smoke.(たばこを吸うために立ち止まった) |
| remember | I remember meeting her.(会ったことを覚えている) | Remember to lock the door.(忘れずにかぎをかけて) |
| forget | I'll never forget visiting Kyoto.(京都に行ったことを忘れない) | Don't forget to bring your lunch.(お弁当を持ってくるのを忘れないで) |
remember -ing は「もうしたこと」を覚えている、remember to は「これからすること」を覚えておく、と考えると、取り違えにくくなります。stop to の to は「〜するために」という意味で、目的語ではなく M(修飾語)として入っています。
「人に〜してもらう」も to不定詞です
ask・tell・want は、後ろに「人」を置いてから to不定詞を続けられます。頼んだり言ったりした時点では、まだその人はしていないので、これも「これから」と考えられます。
- The teacher asked the students to turn off their phones.(先生は生徒に、電話の電源を切るように頼んだ)
- My mother told me to clean my room.
- I want you to come with me.
確かめの問題
AI英語塾がInstagram・TikTokで毎日出している1日1問から、この使い分けの問題です。すべて独自に作った問題です。
- She is good at ( ) the piano. 1 play 2 played 3 playing 4 to play
- I want ( ) an English teacher in the future. 1 be 2 to be 3 being 4 was
- We were looking forward to ( ) to the summer festival, but it was canceled. 1 go 2 going 3 went 4 gone
- The teacher asked the students ( ) their phones during the exam. 1 turn off 2 to turn off 3 turning off 4 turned off
答え
- 3 playing:前置詞 at のあとは動名詞
- 2 to be:want は「これから」の to不定詞
- 2 going:look forward to の to は前置詞
- 2 to turn off:ask 人 to 〜(頼んだ時点ではまだしていない)
ほかの問題と解説は 英検®1日1問の答えと解説 にあります。
この順番で学べるアプリを作りました
AI英語塾は、英検®3級〜2級の文法を、やさしい順に学べるアプリです。動名詞と不定詞は、文型(S・V・O・C)を学んだあとに出てきます。区切り方が分かってから学ぶので、「どこまでがひとかたまりか」が見えた状態で使い分けを練習できます。
すぐに始めたい方は 7日間、無料で試す(カード登録なし)
※ 英検®は公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。本サービスは同協会とは一切関係ありません。 記事中の例文と問題は、すべて独自に作成したもので、実際の検定問題ではありません。