英検2級のライティングで、こんなことで困っていませんか。
- 何から書き始めればいいか分からず、10分以上手が止まる
- 難しい単語を使おうとして、かえって文法を間違える
- 語数が足りない、または超えてしまう
- 書いてはみたものの、これで合格点なのか自分では判断できない
英検2級のライティングは2問構成です。意見論述(80〜100語)と英文要約(45〜55語)。 どちらも出題形式が決まっています。決まっているということは、書く順番も決められるということです。
この記事では、私が実際に生徒へ教えている型をそのまま書きます。難しい単語は出てきません。
1. 意見論述には「書く順番」がある
意見論述は、この5ステップで書きます。
- 立場を書く(TOPICをそのまま引用する)
- 理由は2つあると予告する
- First, で理由①(3文)
- Second, で理由②(3文)
- For these reasons, でまとめる
① TOPICを引用する
1文目は、自分で英語を組み立てないでください。問題文のTOPICを、そのまま引用します。
これで15語前後を確保でき、しかも文法ミスが起きません。 問題文の英語をそのまま使っているので、間違えようがないからです。書き出しで手が止まってしまうときほど、これが効いてきます。
②「理由が2つある」と先に宣言する
たった5語ですが、これがあると採点者に「これから理由を2つ述べます」という構成が伝わります。 構成点は、内容の良し悪しよりも、読み手に構造が伝わるかどうかが大きいように感じています。
③④ 理由1つにつき、3文書く
各理由は、この3文構成にすると語数が安定します。
- 理由を一言で(First, ... / Second, ...)
- 具体例や説明(For example, ... / This is because ...)
- だからどうなるか(As a result, ... / Therefore, ...)
For example, they can spend time with their families on weekends.
As a result, they feel better and can do better work.
⑤ 最後は決まり文句でまとめる
最後も、1文目と同じくTOPICを引用します。ここでも自分で英語を作る必要がありません。
2. 難しい単語は、要りません
参考書の模範解答には、難しい表現がよく出てきます。でもそれは「良い英語のお手本」であって、「合格に必要な水準」ではありません。
次のように書き換えても、減点されません。
どちらも中学英語です。でも、言っている内容は同じです。 関係代名詞が出てこないなら、文を2つに分ければいい。難しい単語が出てこないなら、簡単な言い方に置き換えればいい。
無理に難しく書いて文法を間違えるほうが、はるかに損です。
3. 英文要約にも型がある
もうひとつの問題が英文要約(45〜55語)です。こちらは3ステップしかありません。
- 第1段落 = 何の話か(話題を1文で)
- 第2段落 = 良い点(and でつないで1〜2文)
- 第3段落 = 問題点(However, から始める)
なぜこれで書けるのか。出題される英文が、たいてい3段落構成だからです。 「話題 → 良い点 → 問題点(または反対意見)」という流れになっています。
だから、各段落を1文にまとめれば、そのまま要約になります。ゼロから構成を考える必要はありません。
コツは2つ
- However / On the other hand を探す。 そこが「良い点」と「問題点」の境目です。この語を目印にすれば、段落の役割が一目で分かります。
- 自分の意見は書かない。 要約は本文の内容だけをまとめる問題です。「私はこう思う」は減点対象になります。
本文の文をそのまま写すと語数を超えるので、自分の言葉に言い換えます。ここでも、難しい単語は要りません。
4. とはいえ、一人だと「合っているか」が分からない
型は覚えました。簡単な単語でいいことも分かりました。でも、ここで多くの人が止まります。
書いてみたものの、それが合格の水準に届いているのか、自分では判断できないのです。
リーディングやリスニングなら、答え合わせができます。正解か不正解かがはっきりしている。 でもライティングは違います。文法が合っているか、構成が伝わっているか、語数は足りているか——採点してくれる人がいなければ、確かめようがありません。
これが、ライティングが独学でいちばん伸ばしにくい理由だと思っています。
書いた英文を、その場でAIが採点します
この記事で書いた型をそのまま組み込んだ学習アプリを作りました。
- 4観点で採点され、直した英文が返る
内容・構成・語彙・文法を各4点、合計16点。日本語で解説がつきます。 - 級の出題形式どおりに練習できる
2級は英文要約と意見論述、準2級はEメール返信と意見論述。語数も自動で数えます。 - この記事の「型」と例題が入っている
模範解答には「もっと簡単な言い方」も併記しています。
クレジットカードの登録は不要です。文法100レッスン、リーディング・リスニング問題も使えます。
おわりに
英検2級のライティングで大きいのは、才能でも語彙力でもなく、型を知っているかどうかだと思っています。
そして、その型は決して難しいものではありません。意見論述の5ステップ、要約の3ステップ。 この2つを覚えて、書ける単語で書く。教えてきた実感として、それだけでも合格に必要な水準には近づきます。
あとは、書いて、直して、また書く。その繰り返しです。
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