子どもに英語をやらせたい。でも、何をやらせればいいのか分からない。
多くの保護者が抱えている悩みです。
- 英語が大事なのは分かるが、何から始めればいいか分からない
- 英会話教室に通わせているが、伸びている実感がない
- 塾の広告は「英検対応」「2級合格」とあるが、中身が分からない
- そもそも、子どもの英語力をどう測ればいいのか分からない
この記事では、複数の中高生を指導してきた実績から見えてきた効果のある順番を書きます。 結論から言うと、文法が先で、目標は英検です。
この順番で進めた教え子には、高校のうちに英検準1級まで合格し、大学受験での加点や、 入学後の英語授業の免除につながった例もあります。特別な才能がある子だけの話ではなく、 文法の土台を先につくることが、複数の生徒で共通して結果につながっています。
1. なぜ「文法が先」なのか——キッズ英会話だけでは伸びにくい理由
子どもがまだ小さいころ、英会話教室に通わせていました。これからは英語が大事だと考えていたからです。
マンツーマンのコースは、それなりの金額でした。それでも、英語ができるようになるならと思って続けました。
結果として、英語力が伸びた実感はありませんでした。
楽しそうに通ってはいました。先生も良い方でした。でも、では英語ができるようになったのかというと、 そうは言えなかったというのが正直なところです。
なぜ伸びなかったのか
いま振り返ると、理由ははっきりしています。文法という土台がないまま、会話をしていたからです。
文の仕組みが分かっていない状態で英語を浴びても、断片的なフレーズが残るだけです。 「Hello」「I like apples」は言えるようになりますが、そこから先に積み上がりません。
これは1人だけの特殊な話ではありません。大人になってから英語をやり直す場合でも、 高額なネイティブのレッスンから入って上達しないケースは共通して見られます。 原因は本人の努力不足ではなく、順番が逆になっていることにあります。
ネイティブの先生に習えば話せるようになる、とは限りません。
私たちは日本語のネイティブですが、「『は』と『が』はどう違うんですか」と外国人に聞かれて、 うまく説明できるでしょうか。なかなか難しいですよね。 使えることと、教えられることは別の能力です。
英会話教室が悪いという話ではありません。行く順番の問題です。 文法の土台ができてからなら、同じお金でまったく違う結果になります。
2.「遊びながら英語」だけでは、英語力につながりにくい
歌やゲームで楽しく英語に触れる、という教材もよく見かけます。
英語を嫌いにならないという意味では、一定の意味があります。ただ、 それだけで英語力がつくかというと、指導実績を見る限り難しいというのが実情です。
楽しいことと、力がつくことは別です。ピアノでも、スポーツでも、ある段階からは地道な反復が必要になります。 英語も同じで、文の仕組みを理解して、声に出して覚えるという作業は避けて通れません。
3. 子どもの英語力が「見える」のは、英検の結果です
保護者にとって難しいのは、子どもの英語力が測れないことです。
学校のテストは範囲が限られていますし、英会話教室では「楽しそうにやっています」としか分かりません。 伸びているのか、止まっているのか、判断できません。
その点で、英検には次の利点があります。
| 級で段階が見える | 5級・4級・3級……と進むので、どこまで来たかが分かる。子ども自身にも「次は◯級」という目標ができる。 |
|---|---|
| 範囲が決まっている | 級ごとに出題される文法の範囲が決まっている。何を勉強させればいいかが明確になる。 |
| 4技能を測る | 読む・聞く・書く・話すの全部が試験に入る。会話だけ、読解だけという偏りが起きにくい。 |
| 入試で評価されることがある | 高校入試・大学入試で、英検の級を出願資格や加点、試験免除などに使う学校がある。制度は学校ごとに異なり毎年変わるため、必ず各校の募集要項をご確認ください。 |
最後の点は、保護者にとって現実的な動機になります。ただ、この記事で本当にお伝えしたいのは 「では何を勉強させるのか」のほうです。
4. 塾の広告が語らないこと
学習塾の宣伝を見ると、「英検対応」「小6で英検2級合格」といった実績は書かれています。
でも、具体的に何をやるのか、何をやらなければいけないのかは、ほとんど書かれていません。
だから保護者は、結局のところ何を勉強させればいいのか分からないまま、 「実績がありそうな塾」を選ぶことになりがちです。
そこで、複数の中高生を指導してきた中で徹底しているポイントを2つだけここに書きます。
① 文法をしっかり教えること
② 音読を徹底すること
これだけです。特別なことはしていません。
5. 具体的にやらせる順番
順番はこうです。上から順に、飛ばさずに進めます。
-
文法を一周する
細かく覚えさせるより、「こういう項目がある」という地図を頭に入れることを優先します。 細部はあとから何度も戻ってきます。 -
英文を正確に読む(精読)
1文ずつ、どれが主語でどれが動詞かを意識して分解しながら読ませます。 ここを飛ばして量を読ませても、間違った読み方が固まるだけです。 -
声に出して読む(音読)
意味が分かった英文を、繰り返し声に出させます。ポイントは「意味が分かった英文」でやること。 分からない英文を何十回読んでも、音をなぞる練習にしかなりません。 -
問題を解いて確かめる
学んだ文法を使って、その場で確認します。英検の級別問題は、ここに使えます。
この順番でやると、英検の級が自然に上がっていきます。 英検2級までの範囲は、結局のところ高校卒業レベルの文法です。そこを固めれば、間の級は通過していきます。
6. この順番で、どこまで行けるか——実際の指導実績
小学生のうちからこの順番で指導を始め、学んだことを数日から数週間おいて繰り返し確認する。 これを徹底した結果、次のような実績が出ています。
高校生のうちに英検準1級まで合格した教え子がいます。
準1級は、大学中級程度とされる級です。特別な才能があったわけではなく、 文法の土台をつくり、音読で定着させ、級を一つずつ上げていった結果です。
実際に得られたもの
高校在学中に上位の級を取っておくと、大学受験の場面で具体的な利点があります。
| 大学受験での加点 | 英検の級を出願資格や加点として扱う大学があり、実際に加点を受けて受験しています。 |
|---|---|
| 大学の英語授業の免除 | 入学後、必修の英語科目が免除される制度を使えた例もあります。単位と時間の節約になります。 |
※ これらの制度は大学ごとに異なり、年度によって変更されます。実際の出願・履修にあたっては、 必ず各大学の最新の募集要項・履修規程をご確認ください。
お伝えしたいのは「準1級を目指しましょう」ということではありません。 高校で2級や準1級まで届けば、受験の場面で実際に有利になるということです。 そしてそこへの道は、いつ始めても文法の土台をつくるところから始まります。 中学生からでも、高校生からでも同じです。40歳から英検3級レベルで学び直した社会人の事例でも、 やることは変わりませんでした。
複数の生徒で共通して見られた結果
その後、よその中高生にも英検を教える機会が増えました。複数の生徒を指導してきて分かったのは、 伸びる子は例外なくこの順番だったということです。
文法で英文の形が見えるようになり、それを声に出して定着させる。 逆に、ここを飛ばして問題演習だけを重ねても、点数は伸びませんでした。
特定の子だけで通じる話ではない——複数の生徒で再現性が確認できたことが、 この指導法の裏付けになっています。
7. 費用と、効果が見えないという問題
高額な少人数制の英会話レッスンでは、効果が目に見えないため、 どこまで効果的だったのかを判断しにくいという課題があります。
これは講師や教室の質の問題ではなく、成果を測る物差しがないことが原因です。 英検のように級で結果が出るものであれば、続ける判断も、やめる判断もできます。
文法をきちんと学ぶだけなら、本来そこまでの費用は必要ありません。 必要なのは、正しい順番と、繰り返す仕組みだけです。
その順番を、そのままアプリにしました
自分の子どもと中高生に教えてきたやり方を、そのまま形にしました。
- 文法100レッスン・26ユニット
英検3級〜2級相当を、順番に体系的に一周できます。 - 英文の骨格が「見える」
主語・動詞・目的語・修飾を色分け表示。文の仕組みが目で分かります。 - 1文ずつの音読(回数カウンター付き)
かたまりごとに5回、文全体で10回。教室で徹底させているのと同じやり方です。 - 級別のリーディング・リスニング・英作文
英作文はAIが内容・構成・語彙・文法の4観点で採点し、直した英文を返します。 - 学習記録が残る
カレンダーで自動集計されるので、続いているかどうかが保護者にも見えます。
クレジットカードの登録は不要です。7日を過ぎても、勝手に課金されることはありません。
継続する場合は月額980円(年額9,800円)です。
おわりに
子どもに何をやらせればいいか分からない——多くの保護者が抱えるこの悩みに対して、 複数の中高生を指導してきた実績から言えることは1つです。
まず文法から、そして音読を。目標は英検で。
英語というと、すぐに「話せるようにならないと」と言われがちです。でも、文のルールを知らなければ、 話すことはできません。土台をしっかりつけることが、結果的に英検にも、学校の成績にも、 そしてその先の英会話にもつながっていきます。
※ 英検®は公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。本サービスは同協会とは一切関係ありません。
収録している問題・例文はすべて独自に作成したオリジナル教材で、実際の検定問題の転載ではありません。
※ 入学試験における英検の取り扱いは学校ごとに異なり、年度によって変更されます。出願の際は必ず各校の最新の募集要項をご確認ください。