準2級のライティングは、Eメールと英作文の2問です。 3級までは1問でしたから、ここで戸惑う人が多い。 しかもEメールには、外すと0点になる条件があります。 まずそこから説明します。
- 3級は受かったのに、準2級のライティングで急に手が止まった
- Eメール問題で何を書けばいいのか分からない
- 書いたのに、思ったより点が低かった
- 2問あるので、時間が足りない
1. まず、2問の条件を正確に知る
準2級のライティングは、2024年度のリニューアルで1問から2問に増えました。 大問5がEメール、大問6が英作文です。条件はそれぞれ違います。
- 語数の目安は 40語〜50語
- 下線部の特徴を問う具体的な質問を2つする
- Eメールに対応していないと判断されると0点
- 語数の目安は 50語〜60語
- 意見と、その理由を2つ書く
- QUESTIONに対応していないと判断されると0点
採点は内容・構成・語彙・文法の4観点で、 各0〜4点の5段階、合計16点満点です。
2. Eメールで0点になる、たった1つの原因
Eメール問題でいちばん多い失敗は、英語力とは関係ありません。 「質問を2つする」を忘れることです。
この問題は、外国人の知り合いから届いたメールに返信する形式です。 本文の一部に下線が引かれていて、 その下線部について「より理解を深めるために、特徴を問う具体的な質問を2つしなさい」と指示されます。
感想を書くだけ、質問が1つだけ、下線部と関係ない質問—— これらはすべて条件を満たしません。
例題で見てみます
たとえば、こんなメールが届きます(実際の出題と同じ形式で、この記事のために作った例題です)。
Last month, I started going to a cooking class near my house. There are about ten students, and we learn how to make dishes from different countries. Last week, we made curry from India, and it was delicious. I think cooking at home is a good way to stay healthy. Do you think more young people will cook at home in the future?
Your friend,
Alex 先月から、家の近くの料理教室に通い始めました。生徒は10人ほどで、いろいろな国の料理の作り方を習います。 先週はインドのカレーを作って、とてもおいしかったです。 家で料理をするのは、健康でいるための良い方法だと思います。 将来、家で料理をする若い人は増えると思いますか。
下線部は a cooking class。 ここについて、特徴を問う質問を2つします。
その料理教室にはどのくらいの頻度で通っているのですか。 Who teaches the class? 誰がその教室で教えているのですか。
難しいことは聞かなくて構いません。 いつ・どこで・誰が・どのくらい——この4つで作れます。
下線部に関係ない質問は、条件を満たしません
たとえば、こういう質問は避けてください。
3. Eメールの型(40〜50語)
書き出しの Hi, Alex! と Thank you for your e-mail. は
問題冊子に印刷されていて、語数に含まれません。
自分で書くのはその下の本文だけです。
- 相手の質問に答える(メール末尾の問いかけに一言)
- 理由や感想を足す(1〜2文)
- 質問1(下線部の特徴を問う)
- 質問2(下線部の特徴を問う)
主な単語は young / cook / save / money / meals / know / often / teaches です。 中学校で習う語ばかりですが、これで条件を満たしています。
4. 英作文の型(50〜60語)
こちらは3級と同じ考え方で、語数と理由の書き方だけが変わります。 次のような QUESTION で練習してみます(この記事のために作った例題です)。
QUESTION の例と解答例
- 意見——質問の言葉を借りて、YesかNoを答える
- I have two reasons.——理由が2つあると宣言する
- First, 〜——理由1と、その補足を1文
- Second, 〜——理由2と、その補足を1文
1文目は質問の言葉をそのまま借ります。 Do you think it is good for students to have part-time jobs? を Yes, I think it is good for students to have part-time jobs. に並べ替えるだけです。 自分で英作文を組み立てようとせず、ここから始めてください。
3級との違いは、理由に補足を1文足すことです。 3級は理由を並べるだけで語数が埋まりましたが、準2級は50〜60語。 「なぜそう言えるのか」「具体的にはどういうことか」を1文添えると、 自然に語数が届きます。
5. よくある減点と、その直し方
質問が1つしかない
Eメール問題で最も多い失敗です。書き終えたら、 クエスチョンマークが2つあるかだけ必ず確認してください。 文法を見直すより先に、これです。
語数が足りない
理由に補足を1文足すと解決します。 because や for example で続けるか、 「誰にとってどう良いのか」を書き足してください。
両方の意見を書いてしまう
英作文では意見を1つに絞ります。 「便利だが危険もある」と書くと、構成の観点で下がります。 本当はどう思っているかは関係ありません。書きやすいほうを選ぶのが正解です。
時間が足りない
リーディングとライティングで80分です。 ライティング2問に25分(Eメール10分・英作文15分)を確保し、 先にライティングから解く人もいます。 長文で時間を使い切ると、配点の大きいライティングが白紙になります。
6. それでも書けないときは、文法が原因です
型を覚えても手が止まる場合、英作文の練習が足りないのではなく、 文の組み立て方が身についていないことが多いです。
準2級では、関係代名詞(students who have part-time jobs)や 不定詞・動名詞が自然に出てきます。 読んで意味が取れることと、自分で書けることは別です。 書けないと感じたら、文法のどこでつまずいているかを先に確かめてください。
書いた英文を、その場でAIが採点します
この記事の型で書いた答案を、提出前に確認できます。
- 内容・構成・語彙・文法の4観点で採点します
各4点・合計16点。どこで点を落としているかが分かります。 - 日本語で講評します
よく書けている点と、直すとよい点。自然に直した例文まで示します。 - 準2級の課題を収録しています
準2級・準2級プラス・2級のレベルに合わせた課題です。
おわりに
準2級のライティングで差がつくのは、英語力より条件を守れているかです。 Eメールなら質問2つ、英作文なら理由2つ。 ここさえ外さなければ、中学レベルの単語でも点は取れます。
型を覚えたら、あとは書いて確かめるだけです。