準2級プラスは、準2級と2級の間に置かれた級です。 情報がまだ少なく、「準2級とどう違うのか」が分かりにくいという声をよく聞きます。
- 準2級に受かったが、2級はまだ早い気がする
- 準2級プラスの対策本が見当たらない
- 準2級の勉強をそのまま続ければいいのか分からない
- 飛ばして2級を受けるべきか迷っている
結論から言うと、準2級プラスで新しく入る文法は、数が限られています。 そこを押さえれば、準2級の勉強の延長で届きます。
1. 新しく入る文法は、大きく3つ
準2級の範囲に、次が加わります。
過去完了形(had+過去分詞)
準2級までは「過去形」で足りましたが、ここから時間の前後関係が問われます。 「川の水位が上がった」より前に「雨が降り続いていた」——この順序を had で表します。
助動詞+完了形(must have+過去分詞 など)
「〜したに違いない」「〜すべきだった」という、過去のことへの判断です。 日本語から英語にしようとすると崩れやすいところなので、形ごと覚えるのが確実です。
使役動詞(make / let / have + 人 + 動詞の原形)
ポイントはto が付かないことです。 ask / tell は「ask me to clean」と to が入りますが、make / let / have は原形のまま続きます。 ここは選択肢問題で狙われます。
2. 長文は「語数」と「つなぎ語」で差がつく
文法以上に変わるのが、長文です。準2級プラスでは1文が長くなります。
However / In contrast / As a result といったつなぎ語が、前後の関係を決めます。 空所補充でも直接問われますし、文章全体の流れをつかむ手がかりにもなります。
話題も、身近なことからやや抽象的なものへ移ります。 環境、健康、教育、働き方——自分の体験にない話題が出るので、 内容を推測で補わず、書いてあることだけで読む練習が要ります。
3. 準2級プラスを受けるべきか、2級へ飛ぶべきか
判断の目安を挙げます。
- 準2級に合格したばかり——準2級プラスを挟むほうが確実。2級との差は思ったより大きい
- 準2級に余裕を持って合格した——2級へ直接進んでよい
- 準2級の長文で時間が足りなかった——準2級プラスで読む量に慣れるほうが早い
- 次の受験まで半年以上ある——2級を目標に、途中で準2級プラスを挟む
準2級プラスは「2級で急に難しくなる」のを避けるための階段です。 飛ばしても受験はできますが、準2級と2級の間には、 文法にも読解量にもはっきりした差があります。
4. 対策本が少ないときの勉強法
新しい級なので、市販の対策本はまだ多くありません。 ただ、やることは決まっています。
- 準2級の文法を完成させる——現在完了・受動態・関係代名詞・不定詞・動名詞。ここに穴があると先へ進めない
- 上の3項目を足す——過去完了形・助動詞+完了形・使役動詞
- 2級の長文を、時間を計らずに読む——語数に慣れる。速く読む練習は後でよい
- つなぎ語を意識して読む——However が出たら「前と逆のことが来る」と身構える
2級の教材を、ゆっくり使うのが現実的です。 準2級プラス専用の教材を探すより、2級の問題を時間をかけて解くほうが、結果的に近道になります。
それでも文法が不安なら
上の3項目が入ってこない場合、その手前が抜けていることが多いです。
- 過去完了形が分からない → 現在完了形が曖昧
- 助動詞+完了形が分からない → 助動詞の基本形が曖昧
- 使役動詞が分からない → SVOC の形が見えていない
新しい文法は、たいてい前の文法の上に乗っています。 進まないときは中学範囲の5項目まで戻ったほうが速いこともあります。
準2級プラスのレベルで、問題を用意しています
級ごとにレベルを分けた、独自作成のオリジナル問題を収録しています。
- 3級・準2級・準2級プラス・2級のレベル別
準2級プラスは、準2級に過去完了形・助動詞+完了形・使役動詞を加えた範囲で作っています。 - 英文が S・V・O・C・M で色分けされます
使役動詞の「人+動詞の原形」がどこからどこまでか、色で見えます。 - 1文ずつ、自分の訳をAIが添削します
時間の前後関係が取れているかを、その場で確かめられます。
クレジットカードの登録は不要です。
おわりに
準2級プラスは情報が少なく、どう対策すればいいか分かりにくい級です。 けれど新しく入る文法は3つで、あとは読む量の問題です。
過去完了形・助動詞+完了形・使役動詞。この3つを固めて、 2級の長文をゆっくり読む。これで届きます。
専用の教材を探して時間を使うより、 2級の教材を早めに開いてしまうほうが、結果的に近道だと思っています。
※ 英検®は公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。本サービスは同協会とは一切関係ありません。 記事中の例文および収録している問題は、すべて独自に作成したオリジナル教材で、実際の検定問題の転載ではありません。 出題範囲・出題形式は変更される場合があります。最新の情報は必ず公式サイトでご確認ください。